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水いぼ(伝染性軟属腫) |
約0.5mm〜3mm位までの大きさで、やや乳白色調のドーム状に盛り上がり、一見水疱のような外観を呈するのでこの呼び名があります。
ウイルス性疾患で学童期までの子供に多いですが、成人でもまれにみられます。 防御力が低下し、皮膚表面に無数の細かい傷をもつドライスキン(アトピー性皮膚炎)に合併しやすく、プール(友人、知人)、入浴(兄弟間)などで接触により感染することが多いです。 |
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またかくこと(掻破)により拡がります。 治療は先端の丸いピンセットで一つずつ丁寧につまんで中の"しん"を取り去るのが確実です。 あまり痛がるお子さんの場合にはつまんでも痛くないように"ペンレステープ"(麻酔のテープ)を貼ります。 麻酔は貼ってから二十分位で効き始め、一時間くらいは効いていますので、水いぼを取りに来院される直前に貼ってこられるとよいでしょう。
それでも痛がる場合やまだ小さく範囲の広い場合は液体窒素療法やヨクイニン(漢方薬)の内服をおすすめすることもあります。 |
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基本的には放っておいても、免疫力のつく小学生の高学年にもなれば治りますので、あせらずにのんびりと治療しましょうね。
とはいってもプール教室に通っている人、通いたい人は普通、水いぼがあると入水は認められないので拡がらないうちに早めにとりましょう。
当院では水いぼをかいて拡げてしまわないように、かゆみ止めの入った保湿剤や水いぼを取つた後に塗る化膿止めの薬を処方します。
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